パピヨンは、その美しい蝶のような耳と、明るく知的な性格で知られる小型犬です。
しかし、その魅力と裏腹に「パピヨンは飼いにくいのでは?」と心配する方も多いかもしれません。
私自身、パピヨンを多頭飼いしている経験から、実際の飼い方や注意点、そしてその可愛らしい魅力についてお話しします。
筆者は、パピヨンを2匹飼ってるよ!
パピヨンの基本情報
パピヨンはフランス語で「蝶」を意味し、その名の通り蝶の羽のような大きな立ち耳が特徴です。
体重は3~5kg程度の小型犬で、活発で知的、そして人懐っこい性格を持っています。
平均寿命は約12~16年と比較的長く、健康的な生活を送れば長く家族の一員として過ごすことができる犬種です。
うちの犬ははじめは警戒心が強いけど、慣れるととっても甘えてきますよ。
パピヨンは本当に飼いにくい?その理由とは|パピヨン多頭飼いの体験談
「パピヨン」で検索すると、「飼いにくい」というワードをちらほら見かけます。
飼いにくいと言われる理由はなぜなのか調べてみました。
なぜ、飼いにくいと言われているの?
パピヨンが飼いにくいと言われる理由は以下の4つです。
- 活発過ぎるから。
- 賢過ぎるから。
- 抜け毛が多いから。
- しつけが必要だから。
ひとつずつ解説していきますね。
活発でエネルギッシュな性格|パピヨン多頭飼いの体験談
室内犬にしては活発過ぎるから。
パピヨンは非常にエネルギッシュな犬種です。
見た目は小柄で可愛らしいですが、その運動量は驚くほど多く、散歩や家の中での遊びが不足すると、ストレスを感じてしまうことがあります。
特に、1日に少なくとも1時間以上の散歩や運動が必要です。
我が家の場合は、1日に1回30分ほど散歩させてるよ。
飼い主が一緒に体を動かし、頭を使ったゲームやおもちゃを取り入れて遊ぶことで、運動不足を解消できます。
多頭飼いの場合は、犬同士が遊び相手となるため、運動の機会が自然に増えることもあります。
2匹飼ってると、自然と一緒に遊んでくれるよ!
パピヨンが活発というのは本当です。
我が家も2匹目をお迎えするまでは、日中は毎日「遊んで遊んで」の状態。
ボール投げを30分しても、まだ遊び足りない…という雰囲気。
まだ子犬だったせいもあるかもしれませんね。
でも、2匹目をお迎えしてからは、暇なときは2匹で遊んでくれるので、筆者が家の中でボール投げをすることはなくなりました。
特に夕飯のあとに、2匹でよくじゃれ合ってます。
今は賃貸なのですぐに止めに入りますが、家の中で2匹で追いかけっこをすることも…。
戸建を建設中なので、引越したら存分に走り回らせてあげたいと考えています。
近くのドッグランにもたまに連れて行きます。
頭の良さが裏目に出ることも?|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは、賢すぎるから。
パピヨンは非常に賢く、飼い主の言葉や指示をよく理解します。
しかし、頭の良さが故に退屈を感じやすいという面もあります。
退屈を感じると家具を噛んだり、無駄吠えをしたりといった問題行動を起こすこともあります。
知的な刺激が重要です。
パピヨンには、トレーニングや頭を使う遊びを積極的に取り入れましょう。
また、多頭飼いでは、犬同士の交流が知的な刺激にもつながりやすいため、問題行動の抑制に役立つことがあります。
パピヨンが賢いのは本当です。
筆者が一番驚いていたのは、2匹のうち片方がカーテンに隠れて、かくれんぼをしていること。
はじめはたまたまかと思いましたが、毎日やってます。
賢くないとできないですよね?
見つける方もそーっと忍び寄って、クンクンと探している姿がとってもかわいくて癒される瞬間です。
抜け毛と手入れ|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは、抜け毛が多いから。
パピヨンの美しい被毛は、そのままにしておくと抜け毛が多く、手入れを怠ると毛が絡まってしまいます。
特に換毛期(春と秋)には毎日のブラッシングが欠かせません。
パピヨンの被毛はダブルコートではなくシングルコートですが、それでも抜け毛対策は重要です。
犬の毛には、「オーバーコート(上毛)」と呼ばれる一次毛と「アンダーコート(下毛)」と呼ばれる二次毛があります。
「シングルコート」とは、このうちのオーバーコート(上毛)のみが生えている単層構造の被毛のことです。
毎日のブラッシングと、定期的なシャンプーが必要です。
毛の手入れが苦手な人には、少々手間がかかるかもしれませんが、手入れをすることで皮膚の健康も保たれます。
多頭飼いの場合、手入れに時間がかかるため、時間の確保が必要です。
我が家の場合、ブラッシングはサボり気味ですが、毎日のお散歩のあとに軽くシャンプーしてます。
それでも抜け毛は結構すごいです。
一貫したしつけが必要|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは、しつけが必要不可欠だから。
パピヨンは知的で独立心も強いため、甘やかすと自己中心的な行動をとることがあります。
子犬の頃からのしっかりしたしつけが不可欠です。特に吠え癖や噛み癖は、適切なしつけをしないと改善が難しくなります。
しつけには一貫性と根気が必要です。
パピヨンは飼い主との関係性を重視するため、信頼を築くことでしつけがスムーズに進みます。
多頭飼いの場合、それぞれの犬にしっかりと個別のしつけ時間を設け、問題行動を防ぎましょう。
我が家の場合、そこまで厳格にしつけはしてませんが、「待て・おすわり・お手」を教えた時の飲み込みは早かったです。
やっぱり、パピヨンは賢いよね。
パピヨンは賢いと言われているだけあって、人間の言葉の理解が早いですね。
警戒すると吠えますが、それ以外で無駄吠えや嚙み癖はないので、他の犬を飼うときと同様に一般的なしつけをすれば問題ないと思いますよ!
パピヨンの魅力|パピヨン多頭飼いの体験談
かわいいお耳に、ふさふさの毛並みと魅力たっぷりのパピヨン。
遊ぶのも大好きなので、お茶目な魅力もあります。
実際に飼ってみて分かったパピヨンの魅力は以下の3つです!
- 忠実で社交的
- 遊び好きで好奇心旺盛
- 見た目が美しい
忠実で社交的|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは非常に人懐っこく、家族に対して忠実です。
しっかりと信頼関係を築けば、深い絆を感じることができ、飼い主に対して非常に愛情深く接します。
筆者が寝てると必ず横に来てくれたり、毎日愛情を感じています。
また、他の犬や人とも比較的社交的に接することができるため、多頭飼いにも向いている犬種です。
遊び好きで好奇心旺盛|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは好奇心が旺盛で、遊びが大好きです。
家の中でおもちゃを使った遊びや、外での散歩など、常に楽しむことを求めています。
といっても、他の犬同様、日中はお昼寝の時間が大半なので、ずっと構う必要はないのでご安心を。
多頭飼いの場合、犬同士が遊び相手となるため、活発に遊びながらお互いに良い刺激を与え合います。
はじめは不安もありましたが、楽しそうに遊んでいる姿を見ると、2匹目をお迎えしてよかったな~と心から思います!
見た目が美しい!|パピヨン多頭飼いの体験談
蝶のような大きな耳と美しい被毛は、パピヨンの最大の魅力の一つです。
その華やかな見た目は、多くの愛犬家に人気があります。
手入れをしっかりすれば、その美しさを保ちながら、健康な状態を維持できます。
散歩をしていると、よくふさふさの毛並みを褒められます。
顔周りは毛玉ができやすいのでこまめなケアが必要ですが、胴体の毛並みは特段お手入れをしなくても圧巻の美しさです。
パピヨンと暮らす楽しさ|パピヨン多頭飼いの体験談
パピヨンは、少し手がかかる部分もある犬種ですが、それ以上に楽しいパートナーです。
活発で愛情深いパピヨンとの生活は、日々の生活にたくさんの笑顔をもたらしてくれます。
また、多頭飼いの場合は犬同士の交流が増え、運動不足や知的な刺激も自然に満たされやすくなる点もメリットです。
筆者の場合も、2匹のおかげで非常に楽しい毎日を過ごさせてもらってます!
飼って良かったな~と心から思えるパートナーたちです。
まとめ
パピヨンは、エネルギッシュで知的、そして手入れが必要な部分もあるため、「飼いにくい」と感じることもあるかもしれません。
しかし、しっかりと運動やしつけ、手入れを行うことで、その魅力を十分に引き出すことができます。
多頭飼いを考えている方にとっても、パピヨンは他の犬と仲良くやっていける社交性を持っているので、安心して飼うことができる犬種です。
パピヨンの多頭飼いは、おすすめです。
パピヨンを迎えることで、日常に楽しい瞬間が増えること間違いなしです。
最後までお読みいただきありがとうございました。