安曇野は住みにくい?移住体験者が語る安曇野の特徴とデメリット

安曇野は住みにくい?

安曇野は長野県の中でも人気のある移住先として注目されています。

しかし、「実際に住んでみてどうなの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。

この記事では、2021年に東京から安曇野に移住した筆者の視点から、安曇野の魅力やちょっぴり住みにくい点を詳しく解説していきます。

目次

安曇野の読み方は?あづみの?あずみの?

安曇野という地名は、現地では「あづみの」と読むのが一般的です。

しかし、現代仮名遣いでは「づ」を「ず」と表記することが多く、場合によっては「あずみの」と書かれることもあります。

どちらも正しい読み方とされていますが、地元の人々とのコミュニケーションでは「あづみの」と呼ぶ方が馴染みやすいかもしれません。

ちなみに、英語表記はAZUMINOだよ。

安曇野市と安曇野エリアの違い

移住を考える上で、安曇野市と安曇野エリアの違いを理解しておくことは重要です。

安曇野市とは?

安曇野市は2005年に誕生した比較的新しい市で、長野県内で6番目に人口が多い市町村です。

観光地としても有名で、碌山美術館や大王わさび農場、安曇野穂高温泉郷などの観光名所を有しています。

年間約500万人の観光客が訪れるこの地域は、観光だけでなく、移住先としても人気を集めています。

安曇野エリアとは?

安曇野エリアは、安曇野市だけでなく、池田町や松川村、大町市南部、松本市梓川地区なども含む地域です。

歴史的に「安曇平(あづみだいら)」と呼ばれるこのエリアは、豊かな自然と美しい景観が広がる地域で、移住者にも人気です。

安曇野市は移住希望ランキングで31位!

2016年に日経BP総合研究所が実施した「将来住んでみたい自治体ランキング」で、安曇野市は全国1,724市町村中31位にランクインしました。

これは、首都圏の都市部からも注目されていることを示しており、特に若い世代やファミリー層に人気があります。

安曇野エリアの移住先としての魅力

安曇野エリアが移住先として人気がある理由はいくつかあります。ここでは、特に魅力的なポイントを紹介します。

1. きれいで豊富な水資源

安曇野は豊富で美しい水資源に恵まれています。

特にわさび栽培で有名な大王わさび農場は、清らかな湧き水が特徴的です。

また、安曇野の水は「明治 安曇野生まれの天然水」として全国で販売されており、移住者もこの美味しい水を日常的に楽しむことができます。

ミネラルウォーターの工場がたくさんあるよ!

2. 4つの異なる泉質を楽しめる温泉地

安曇野市には、4つの異なる泉質の温泉があります。

特に穂高温泉郷や中房温泉、有明温泉が有名で、これらの温泉は「美肌の湯」として知られています。

安曇野には、以下の4つの代表的な温泉があります:

安曇野の温泉
  • 穂高温泉郷
    安曇野の中でも特に有名な温泉地。北アルプスの山々を背景にし、肌にやさしいナトリウム泉質が特徴です。美肌効果が高く、観光客に人気があります。
  • 中房温泉
    標高1,500mに位置し、秘湯として知られる温泉です。登山者にも人気で、豊かな自然の中でリラックスできる場所です。熱めの湯が特徴で、古くから湯治場として親しまれています。
  • 有明温泉
    北アルプスのふもとにあり、穂高温泉に次いで有名です。アルカリ性単純温泉で、疲労回復やリフレッシュ効果が高いと言われています。
  • 渋温泉(安曇野渋温泉)
    比較的小規模な温泉地ですが、泉質が非常に豊かで、地元の人々に愛されています。

移住後は、自宅のお風呂で温泉を楽しむこともでき、温泉好きにはたまらない地域です。

日帰り温泉が車で10~15分以内の場所にあるから、温泉には行き放題だよ♪

3. 高速道路へのアクセスの良さ

安曇野インターチェンジがあり、中央道からのアクセスも良好です。

例えば、東京から車で2時間半程度で到達でき、リモートワークや2拠点居住を考えている方にも最適な地域です。

週末に安曇野で過ごし、都会の仕事に戻るという生活スタイルも可能です。

実際、2拠点生活をしている人も多いよ。渋滞がなければ2時間半で東京に出れるのは大きいよね。

池田町と松川村の魅力

安曇野エリアには、安曇野市以外にも移住者に人気の市町村があります。

ここでは、池田町松川村について詳しく紹介します。

池田町(いけだまち)

池田町は安曇野市に隣接する町で、人口は約9,800人です。

静かで落ち着いた雰囲気の中、北アルプスの絶景を楽しむことができます。

特に冬の北アルプスの眺望は圧巻で、自然を身近に感じながら生活できるのが魅力です。

また、池田町は日が長く、雪が少ないため、非常に過ごしやすい環境です。

松川村(まつかわむら)

松川村は安曇野市と池田町に隣接し、人口は約10,000人です。

安曇野ちひろ美術館や多くの公園があり、子育て世代にも人気です。

子どもが遊べる環境が整っていることから、ファミリー層には特におすすめの移住先です。

移住のデメリットも忘れずに!

安曇野に移住するメリットはたくさんありますが、デメリットも理解しておくことが重要です。

1. 交通の便が悪い地域もある

安曇野エリアは車が必須の地域です。

公共交通機関は限られており、特にバスの本数が少ないため、車を所有していないと移動が不便です。

通勤や買い物など、日常的な移動には車が必要となります。

車は必須!筆者も移住してから、安曇野で免許を取ったよ。

2. 自治会や地域活動の強制感

田舎ならではの地域コミュニティが強く、自治会や町内会への参加が求められることがあります。

これに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、参加することで地域の人々との繋がりが生まれ、生活が豊かになることもあります。

最近では、移住してきた人が作るコミュニティが増えているよ

積極的に参加すれば人脈も広がること間違いなし!

安曇野移住体験者が語るリアルな生活

実際に安曇野に移住した人々の声を聞いてみると、「毎日が観光のようだ」と語る人が多いです。

北アルプスの美しい景色や、四季折々の自然を楽しむことができ、都市部の喧騒から離れてリラックスした生活を送ることができます。

例えば、朝起きて窓を開けると北アルプスが目の前に広がり、休日には家族で近くの温泉やカフェを楽しむ。

そんな自然豊かな暮らしを満喫することができます。

実際に筆者もまさにそんな暮らしを送っています

何度見ても北アルプスの美しさにはため息が出ます。

四季折々の自然の移り変わりも魅力です。

安曇野に移住するためのポイント

最後に、安曇野への移住を検討している方に向けて、移住する際のポイントを3つご紹介します。

1. 自分に合った地域を選ぶ

安曇野エリアは広いため、移住先を決める際には自分のライフスタイルに合った地域を選ぶことが大切です。

静かな環境を求めるなら池田町や松川村利便性を重視するなら安曇野市中心部がおすすめです。

安曇野市中心部なら高速にもすぐ乗れるし、松本にも15分前後で出れて便利だよ。

2. 移住前に体験ツアーを活用する

安曇野市や周辺自治体では、移住体験ツアーやお試し住宅プランを提供しています。

実際に訪れて、現地の雰囲気や生活環境を体験してみることをおすすめします。

  • 移住体験ツアー
    移住を検討している方向けに、長野県では移住体験ツアーを開催しています。移住希望先の市町村が主催し、実際に地域の生活を体験できる宿泊プログラムや、地元住民との交流イベントなどが用意されています。これにより、現地の生活環境をリアルに感じ取ることができ、移住前に不安を解消する手助けとなります。

3. 移住後のコミュニティ作り

移住後は、地元のイベントや自治会活動に参加することで、地域の人々と繋がることができます。

これにより、移住生活がスムーズに進み、安心して新しい生活を始められるでしょう。

  • 移住相談センター
    長野県では、移住希望者に向けて「信州暮らし支援センター」などの移住相談窓口を設置しています。東京や名古屋、大阪などにも相談窓口があり、移住に関する情報提供やサポートを行っています。また、オンライン相談も可能で、移住に関するさまざまな疑問や不安に対応しています。

まとめ

安曇野は、美しい自然と豊富な水資源に恵まれ、移住者にとって魅力的な地域です。

自然を楽しみながら、温泉やアウトドアアクティビティを満喫できる一方で、交通の便や地域コミュニティに関するデメリットもあります。

デメリットも慣れてしまえば気にならなくなるよ。

しかし、これらの点を理解し、自分に合った生活スタイルを選べば、安曇野での移住生活は充実したものになるでしょう。

安曇野での新しい生活をスタートする準備が整ったら、ぜひ実際に現地を訪れてみてください。

安曇野の魅力を感じながら、あなたにぴったりの移住先を見つけてくださいね!

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