こんにちは!
2021年に東京から長野県に移住した「のあ」と申します。
移住したい県ランキングでも毎年上位を占める長野県。
「自然豊かな場所でのんびりと暮らしたい」「都会の喧騒から離れたい」
と、長野県への移住を考える方は多いでしょう。
四季折々の美しい風景や、清潔な空気、美味しいお水、広大な自然に囲まれた生活は憧れの的です。
しかし、移住には理想だけではなく、現実的な課題も存在します…
実際に検索すると、「長野への移住はやめとけ」というキーワードもちらほら。
この記事では、「長野への移住はやめとけ」といわれる理由について焦点を当て、移住を考える際に失敗しやすいポイントとその対策方法について解説していこうと思います!
移住者が語る長野への移住で失敗しないための情報です!
ぜひ参考にしてください。
思っていたより寒い、雪が多い!|移住失敗の理由(体験談)
長野県は標高が高く、地域によって冬の寒さが厳しいのが特徴です。
特に山間部や北信地方では、冬季の気温がマイナス10℃以下になることもあり、雪も大量に降ります。
都市部に住んでいると、雪かきや寒さ対策に不慣れな場合が多く、「こんなに大変だとは思わなかった」という声も多いです。
幸い、筆者の住んでいる地域は盆地のため、雪はほとんど降りません。
でも、朝晩の冷え込みがヤバいです。
余裕で氷点下10℃までいきます。
日中は10℃程度まで気温が上がる日もあるので、日中と朝晩の気温差は20℃。
体が慣れるまでは結構つらいですよ~。
移住に失敗しないための対策・コツ
移住先の気候について事前にしっかりリサーチし、冬の厳しさに備えて防寒具や除雪道具を準備しましょう。
断熱性能の高い戸建を購入するのも手です。
実際に、筆者は「家は性能」でおなじみの一条工務店で新築を購入しました。(現在、建設中です。)
これで来年の冬からはラクになるはず…。
移住前に必ず冬の季節に一度訪れてみて、寒さを体感してみることをおすすめします。
交通の不便さ|移住失敗の理由(体験談)
長野は広い県で、どの場所でも車が必須になります。
完全な車社会だね。
特に公共交通機関が少ない地域では、日常の買い物や通勤、病院に行く際に車がないと生活が不便です。
「都会では公共交通機関が便利だったのに、移住してみたら電車やバスがなくて不便過ぎる!」というギャップに苦しむかもしれません。
筆者も移住するまでは車の免許すら持っていませんでした。
移住してから、長野県で免許を取ったよ。
東京では、地下鉄やバスで移動することが当たり前だったため、移住してからのギャップに苦しみました。
電車も走ってはいますが、本数が限られているため、あまり利用する気が起きず…
どこに行くにも自家用車を使う生活になりました。
移住に失敗しないための対策・コツ
車の運転スキルは必須です。
移住先の周辺施設や交通手段もあらかじめ確認しましょう。
買い物や病院へのアクセスが容易かどうかを考慮して、住むエリアを決めることが大切です。
また、旅行好きなら忘れてはならないのは、東京へアクセスしやすいかどうか。
新幹線の乗り換えや空港へのアクセスなど、何かと東京が拠点になるので、旅行好きなら考慮しておいて損はないと思いますよ。
長野県の東側エリアなら北陸新幹線が通っているため、東京までのアクセスは比較的いいと思います。
北陸新幹線が使えれば東京に出やすいよね。
松本方面なら特急「あずさ」が走っているため、やや時間はかかりますが新宿まで1本で行けるのは楽です。
仕事が見つからない|移住失敗の理由(体験談)
都会と違って長野では、特に地域によっては求人が限られていることがあります。
特定の職業やスキルが求められることも多く、移住後に思ったような仕事が見つからないという問題に直面することがあります。
これは長野県だけでなく、全ての地方に言えることかもしれませんね。
何で生計を立てるか…事前の計画が大事だよ。
移住に失敗しないための対策・コツ
移住を決断する前に、長野での仕事の選択肢や求人情報を確認しましょう。
リモートワークや副業など、多様な働き方を取り入れるのも一つの手です。
また、地元のネットワークを作り、仕事の機会を広げることも重要です。
他の記事で、「フリーランスのメリット・デメリット」や「Webライターのなり方」について紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
また、移住支援制度を利用するのも手です。
長野県には、移住者を支援するためのさまざまな制度や助成金があります。
自治体によっては、住まい探しや仕事探しをサポートしてくれるほか、移住後の生活支援を行っている地域もあります。
地域によって異なりますが、主に以下のような移住支援制度があります。
仕事・就業支援制度を利用する
- 長野県移住支援金
県内の市町村が指定する地域に移住し、長野県のマッチングサイトを通じて中小企業などに就業した場合、単身者で60万円、2人以上の世帯で100万円の支援金を受け取ることができます。また、テレワーク移住の場合も条件を満たせば支援金を受けることができます。 - Uターン・Iターン就職支援
長野県へのUターン・Iターン希望者向けに、地元企業の求人情報を提供するサービスがあります。専任の相談員が移住希望者と企業のマッチングをサポートし、企業説明会や移住相談会などのイベントも定期的に開催されています。
起業・副業支援制度を利用する
- 起業支援金
長野県では、移住者が地域で起業する際に、一定の条件を満たせば起業支援金が提供される制度があります。事業の準備や運営費用に対して、数十万円から100万円以上の補助金が受けられるケースもあります。 - 農業・林業支援
長野県で農業や林業に従事することを希望する移住者向けに、研修プログラムや就農資金の支援制度が整っています。たとえば、新規就農者向けには、農業を始めるための資金や研修を提供し、農地の斡旋や技術指導も行われています。
番外編:仕事に関すること以外の支援制度
番外編として、仕事に関すること以外の長野県における支援制度を以下に紹介します。
住まい支援制度
- 空き家バンク制度
長野県の多くの市町村で、空き家バンクを通じて、手頃な価格で空き家や古民家を購入または賃貸できる制度です。空き家の物件情報がオンラインで公開され、移住希望者は簡単に物件を探すことができます。また、空き家のリフォーム費用の補助が出る自治体もあります。 - 住宅取得補助金
移住者が住宅を新築、またはリフォームする際に、補助金を受けられる制度です。自治体によっては、特定の地域に移住する場合にさらに補助が上乗せされることもあります。
生活支援制度
- 子育て・教育支援
多くの自治体では、移住者に対する子育て支援を強化しています。たとえば、保育料の減免や給食費の補助、子育て世帯向けの住宅補助が提供されている地域もあります。移住先の地域によっては、産後ケアや子育てサポートに特化したサービスも利用可能です。 - 移住体験ツアー
移住を検討している方向けに、長野県では移住体験ツアーを開催しています。移住希望先の市町村が主催し、実際に地域の生活を体験できる宿泊プログラムや、地元住民との交流イベントなどが用意されています。これにより、現地の生活環境をリアルに感じ取ることができ、移住前に不安を解消する手助けとなります。
移住相談窓口
- 移住相談センター
長野県では、移住希望者に向けて「信州暮らし支援センター」などの移住相談窓口を設置しています。東京や名古屋、大阪などにも相談窓口があり、移住に関する情報提供やサポートを行っています。また、オンライン相談も可能で、移住に関するさまざまな疑問や不安に対応しています。
これらの制度をうまく活用して、移住をスムーズに進めましょう。
地域社会への適応が難しい|移住失敗の理由(体験談)
長野県は地域ごとの結びつきが強い場所が多く、都会からの移住者がその文化や人間関係に適応するのが難しいと感じることがあります。
特に、小さな集落などでは「移住者」として見られる期間が長く、地域行事への参加や人付き合いが求められる場合があります。
確かに家の周りを散歩してても、移住者だとすぐにバレてしまうことがあります。
ただし、地域によっても差があり、一概には言えないので、事前に調べてみることが重要です。
ちなみに、筆者の住んでるエリアでは「消防団」への勧誘がかなりしつこく、困った過去があります。
町内会への参加は、無理強いはされていないので今のところあまり影響はありません。
移住に失敗しないための対策・コツ
長野県に限らず、移住する前に地域の雰囲気や行事、コミュニティの活動について調べておきましょう。
また、地元の人との交流を積極的に持ち、少しずつ関係を築いていくことが大切です。
移住相談会や地域イベントに参加して、事前に現地の状況を知るのも有効です。
その上で、家族の生活スタイル、老後のプランなど、長期的にどのような生活を続けていきたいかを考えた上で決断しましょう。
短期間の賃貸暮らしを体験し、移住先の環境が自分に合っているか確認することも一つの方法です。
まとめ|移住失敗の理由(体験談)
長野県への移住には多くの魅力がありますが、失敗しないためには事前のリサーチと準備が欠かせません。
自然やゆったりとした生活を求めて移住を考える際は、気候や交通の不便さ、地域社会との関係性といった現実面も踏まえて、慎重に計画を立てましょう。
失敗を避け、長野での新しい生活を楽しむためには、時間をかけて現地を知り、支援制度を活用することが大切です。
長野での移住が成功するよう、この記事を参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。