【移住失敗談】経験者が語る移住の後悔ポイントとは?対策についても!

移住 失敗

地方移住に憧れを抱く人が増える一方で、移住後に「失敗だった」「後悔している」と感じるケースも少なくありません。

かくいう私も30代で東京から地方への移住を決意し、実行

数々の後悔や悩みを抱えてきました。

地方移住は理想的な生活を実現するチャンスであると同時に、現実とのギャップに直面することもあります。

本記事では、移住経験者である筆者の失敗例や後悔のポイントを紹介し、その原因や対策について解説します。

目次

地方特有の人間関係が合わなかった|経験者が語る移住の後悔ポイント

地方移住をした人々がよく後悔するポイントの一つに、人間関係の違いがあります。

都会の生活に慣れている人にとって、地方での人間関係は時に「濃すぎる」と感じることがあるようです。

私も近所を散歩しているだけで近所の方から野菜やお花を頂いたことがあり、初めは嬉しかったのですが…。

次第に「プレッシャー」に感じるようになってしまいました。

お返ししなきゃいけないのかな?

いらない場合はどうやって断ろう…

そんな風に悩んでいるうちに、外を出歩くのが億劫に感じるように。

移住してから3年経った今でこそ慣れましたが、はじめはきつかったです。

また、地方では隣人同士の距離が近く、助け合いの精神が強い傾向にあります。

例えば、「消防団」への参加や「町内会」などの集まりへの参加が求められる場合もあり、それも「プレッシャー」でしたね。

消防団とは、市町村に設置された消防機関のことです。管轄エリアで火災や災害が発生したときに消防活動を行います。

都会でのドライな距離感に慣れてしまっている人は、かなりとまどうかもしれません。

移住当初は、筆者もかなりとまどいました。

やはり「都会」と「地方」では、距離感にかなり違いがあるなと実感しました。

【対策】|経験者が語る移住の後悔ポイント

移住前に地域のイベントやお試し移住を通して、その土地の人間関係を実際に体験してみることが大切です。

また、コミュニティとの距離感を事前に理解し、自分がどの程度関与したいかを明確にしておくことが、スムーズな適応につながります。

予想以上に不便だった|経験者が語る移住の後悔ポイント

都会での生活に慣れていると、地方のインフラや生活環境が想像以上に不便に感じることがあります。

公共交通機関が少ない、コンビニやスーパーが遠いなど、日常生活の利便性が大きく低下することが挙げられます。

都会のように深夜まで営業するお店や気軽に出かけられる場所が少ないため、生活の選択肢が限られてしまうことが、ストレスの原因になることも多いです。

実際に筆者も生活スタイルがガラリと変わりました。

  • コンビニに全く行かなくなった。(ATMを利用したい時くらい)
  • 夜、飲みに行く頻度が減った。

都会にいる時はあれほど身近に感じていたコンビニが徒歩圏内にないため、全くと言っていいほどコンビニには行かなくなりました。

節約にはなるのでメリットもありますが、たまに恋しくなる時もあります。(車で5分の位置にあるので行けないことはないのですが…)

また、東京にいる時は、新しいお店を開拓するために毎週末飲み歩いてましたが、その頻度もかなり減ってしまいました。

今でこそ、その生活スタイルにもなれたけど、初めはストレスだったなぁ…

また、言わずもがな地方は車社会です。

車がなければ、おおげさでなくどこにも行けません。

筆者も移住してから初めて車の免許を取ったよ。

車の運転が苦手な人、慣れていない人にとっては最初はつらいかもしれませんね。

【対策】|経験者が語る移住の後悔ポイント

事前に生活圏内のインフラ状況をよく調査し、車が必要な地域であれば、運転の習慣をつけておくことが重要です。

特に、スーパーやホームセンター、ドラッグストアの位置関係はあらかじめ把握しておきましょう。

就職先が限られ、収入が減った|経験者が語る移住の後悔ポイント

以下も移住の失敗理由としてよく挙げられます。

  • 移住先での仕事が見つからない。
  • 都会の就職先と比べるとお給料が下がってしまう。
  • 希望の職種の求人がない。

特に、移住前のキャリアやスキルを活かせる職場が見つからない場合、収入が減少して生活が苦しくなることがあります。

筆者も今でこそWEBライターとしてある程度の生計が立てられていますが、移住当初はノープランだったため(夫は就職先が決まっていました。)、しばらくは無収入の状態が続きました。

家計も苦しかったです…

正社員としての道も模索しましたが、希望の職種の求人がなかなか見つからず…フリーランスの道を選びました。

【対策】|経験者が語る移住の後悔ポイント

移住を決める前に、地方での仕事探しを十分に行いましょう。

転職エージェントや地方自治体の移住支援プログラムを利用して、現地での就職先を確保することが重要です。

地方の求人で希望に見合うところが見つかればいいですが、そうでない場合は、事前に何で生計を立てるのか計画が必要です。(当たり前の話ですが…)

フリーランスを考えている方は、移住前にスキルを身につける、副業でスモールビジネスを始めてみる…などの対策が必要かもしれません。

移住を決断する前に少しずつ始めるのが重要だね。

気候が合わなかった|経験者が語る移住の後悔ポイント

地方の気候や環境が自分のライフスタイルに合わない場合、生活のストレスが増大することがあります。

特に、気温の差や天候の違いに対応できない人が多く、後悔する原因になっています。

これは、筆者が一番ストレスに感じたことかもしれません。

約3年前、東京から長野県に移住し、初めての冬。

さ、寒すぎる…!!!!

朝晩は氷点下10℃も当たり前の世界。

横浜と東京しか住んだことのなかった筆者にとっては、過酷過ぎる環境でした。

賃貸に住んでいることもあり、底冷えが凄いんです…。

暖房入れてるのに、こんな寒いってどういうこと???

当時は収入が少なかったため、電気代を気にして暖房を入れる頻度もケチっていました。

部屋の中でダウン着ながら生活してたよね。

幸い、筆者の住んでる地域は豪雪地帯ではないため、雪が降るのも年に2~3回程度と都会とあまり変わりません。

豪雪地帯に住む場合は、雪かきなども近所と協力しながらやらなければならないため、さらに大変なことが予想されます。

【対策】|経験者が語る移住の後悔ポイント

移住前に1年を通じてその土地の気候や生活スタイルをリサーチすることが重要です。

また、短期間の滞在や「お試し移住」を利用して、自分に合った環境かどうかを確認するのも良い方法です。

理想と現実のギャップが大きかった|経験者が語る移住の後悔ポイント

地方移住に憧れを抱き、理想的な生活を夢見て移住するものの、実際の生活とのギャップに苦しむ人も多いです。

「自然の中でゆっくり過ごしたい」という願望が強すぎると、現実の厳しさに直面したときに後悔することがあります。

「古民家に憧れて移住したけど、実際に住んでみるとメンテナンスが大変だった」「自給自足に挑戦したものの、畑仕事が予想以上にハードで挫折した」という声があります。

理想と現実の違いに苦しむことが少なくありません。

筆者も自分の畑を持つのが夢で、移住してから一年目は市のサービスを利用して畑をレンタルしていました。

はじめは、自分で作った新鮮な野菜が収穫できるのが嬉しくて仕方がなかったのですが、段々と畑に通うのが億劫に…。(自宅から車で15分ほどの場所でした。)

都会と違い、スーパーに行けば地場野菜コーナーが必ずあるほど新鮮な野菜に溢れているんですよね。

そのうちスーパーで買えばいっか…となってしまい、畑も解約してしまいました。

【対策】|経験者が語る移住の後悔ポイント

移住前に理想を追いすぎないことが大切です。

実際の生活は決して完璧ではなく、課題や不便さも伴うことを念頭に置いて、冷静に移住計画を立てることが重要です。

まとめ|経験者が語る移住の後悔ポイント

今回は、「【移住失敗談】経験者が語る移住の後悔ポイントとは?対策についても!」についてお伝えしました。

移住してから後悔しないための対策は以下の通りです。

  • 移住前に地域のイベントやお試し移住を通して、その土地の人間関係を実際に体験してみること
  • 事前に生活圏内のインフラ状況をよく調査し、車が必要な地域であれば、運転の習慣をつけておくこと
  • 転職エージェントや地方自治体の移住支援プログラムを利用して、現地での就職先を確保すること
  • 移住前に1年を通じてその土地の気候や生活スタイルをリサーチすること
  • 移住前に描いた理想を追いすぎないこと

地方移住は、人生を豊かにしてくれる素敵な選択肢です。

特に筆者のように都会暮らししか経験のない方にとっては、非常に貴重な体験です。

ただし、デメリットも多くあるのは事実なので、移住前によくイメージして対策を練ることが重要と言えるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

目次